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特集ワイド

時の大河を老兵はゆく 91歳パドル船で1泊2日 バングラデシュゆらり旅

汽笛を鳴らしダッカの波止場に近づくマスッド号。傷んだ船体が老兵を思わせる=バングラデシュで、平川哲也撮影

 南アジアの大河を、自転車並みの速さでロケットがゆく。水車のようなパドルで水をかいて進む、バングラデシュの外輪船「ロケット・スチーマー」。先月、齢(よわい)91の老船で1泊2日の船旅を堪能してきた。【平川哲也】

 夕暮れ時の首都ダッカ。喧噪(けんそう)の市場を抜けたブリガンガ川の波止場で、短い汽笛が3度鳴った。身の丈を超える荷を抱えた少年の視線を追う。渡し船が左右に散らばるその先、1928年製のロケット・スチーマー「マスッド号」が見えた。黒ずむ川をかく大きなパドル、溶接の跡とさびたリベットの浮く巨体は老兵を思わせた。

 南部モロルガンジまでの約260キロを約20時間で結ぶロケット・スチーマーは、その名の通り蒸気船として英国統治時代にインドで製造された。エンジンこそディーゼルに積み替えられたが、大河の入り組むバングラデシュでは今も4隻が人々の足として活躍する。

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