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布施広の地球議

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サウジの女性大使

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 米国の名門ブッシュ家で息子のように愛された駐米大使が、少なくとも2人いる。

 中国の楊潔〓氏(共産党政治局員)とサウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン王子だ。楊氏は2001年から4年間、バンダル王子は1983年から20年余り大使を務めた。

 楊氏の場合、名前に虎の文字が含まれており、ブッシュ家では「タイガー・ヤン(楊)」の名で親しまれた。父親のブッシュ氏(元大統領)の中国訪問時は通訳を務め、ブッシュ子大統領の就任(01年)とほぼ同時に駐米大使になった。

 バンダル王子も「バンダル・ブッシュ」と呼ばれるほどブッシュ家に溶け込み、米国製兵器のサウジ供与も含めたロビー活動の中心だった。01年の米同時多発テロでは19人の実行犯のうち15人がサウジ国籍だっただけに、対米関係の安定に苦労しただろう。

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