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米朝会談 北朝鮮、強気崩さず 米、足元見透かされ(その1)

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昼食会・署名式突如中止

 北朝鮮の非核化の具体的措置を巡り合意に至らなかった2回目の米朝首脳会談。トランプ米大統領は「互いに恋に落ちた」とまで表現して金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との蜜月をアピールしていたが、トップ交渉による「成果」は得られなかった。今後の非核化交渉への影響も懸念される。

 日程変更が突然知らされたのは、代表記者団が両首脳の昼食会開始を待っているときだった。「大統領はこの後、ホテルに戻る」。ホワイトハウスのサンダース報道官の説明で、昼食会と共同声明の署名式の両方がキャンセルされたと分かると「決裂」の観測が一気に広がった。約40分後、両首脳が別々の車列で会場を離れると、食卓の上にはメニューと使われないままの食器が残された。

 「彼ら(北朝鮮)は制裁の完全解除を望んだ。彼(金委員長)は非核化したがったが、我々が望む部分よりも重要ではない部分だった。それでは、すべての制裁の解除はできなかった」

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