日本、文大統領演説に懸念伝達 朝鮮人殺害者数「確立された数字でない」
毎日新聞
2019/3/1 20:42(最終更新 3/1 21:19)
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日本政府は1日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「3・1独立運動」に関して「約7500人の朝鮮人が殺害された」などと演説したのに対し、外交ルートで「学術的に確立された数字ではない」と韓国側に懸念を伝えた。文氏が対日批判を抑えたことは評価しているが、元徴用工問題などへの対応を先延ばしする韓国政府への警戒は解いていない。
文氏は「3・1」記念式典の演説で、殺害者数のほか「約1万6000人が負傷、約4万6000人が逮捕・拘禁された」などと述べた。日本政府は「歴史家の間でも認識は分かれている」との立場で、外務省幹部は1日の自民党の外交関連会議で「問題意識を伝えた」と説明。だが、出席議員からは「明確に反論しなければ国際的に誤解を生む」「問題意識を伝えるだけでは生ぬるい」などと批判が上がった。
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