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全盲の女子高校生が東大に推薦合格 周囲に勇気

4月から新たなスタートを切る菅田利佳さん=和歌山市西浜2の県立星林高で2019年2月28日午後2時35分、山成孝治撮影

 光を感じる目の網膜に異常がみられる難病「網膜色素変性症」で両目の視力を失った和歌山県立星林高3年の菅田利佳さん(18)=和歌山市善明寺=が東京大学教育学部に推薦入試で合格した。誰もが平等に学べる社会の実現を目指し、4月から新たなスタートを切る。

     菅田さんは県立盲学校の小・中学部に通い、星林高では国際交流科に所属している。「大好きな英語を専門的に学びながら、さまざまな人と過ごす経験がしたかった」と話す。

     授業で板書の内容を先生に口頭で説明してもらったり、体育では友人が伴走してくれたりした。菅田さんは「いろいろな配慮をしていただいた」と感謝する。担任の角谷芳史教諭は「こちらの方が勇気をもらえた」と振り返る。東大教育学部の推薦入試は5人程度の募集に対し24人が志願し、菅田さんを含めて8人が合格した。

     4月からは初めての一人暮らしで、大学では教育制度について学び、将来は国連教育科学文化機関(ユネスコ)で働くのが夢だ。菅田さんは「慣れるまで大変かもしれないが、楽しみな気持ちの方が強い。勇気をもって努力し続けたい」と前を向いた。【山成孝治】

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