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辺野古の民意「受け止めます」だけで許されぬ 首相に憤る反対派

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、玉城(たまき)デニー知事と安倍晋三首相が1日会談した。移設への反対が多数となった県民投票の結果を携え移設断念を迫った知事に対し、「真摯(しんし)に受け止める」と従来の回答を繰り返す首相。「私たちの民意を無視しないで」。辺野古ではこの日も工事が続き、沖縄では県民投票の結果を一顧だにしない政府への不信が募る。

 「投票の結果に法的拘束力がないからといって『受け止めます』だけでは許されない。圧倒的な民意を無視したら『沖縄県民は国民ではない』と言っているようなものだ」。辺野古での抗議行動を率いる沖縄平和運動センターの山城博治議長(66)は憤る。「基地は沖縄に押しつけておけばいい、ではなく国民全体で負担するという世論になってほしい」

 県民投票の実施を求めた「『辺野古』県民投票の会」のメンバーで大学職員の大城章乃さん(27)は「投票の翌日も土砂を投入して工事を続ける。そんな政府の態度をどう思うのか本土の国民に問いたい」と訴えた。

 2017年12月に米軍機の部品が落ちているのが見つかった宜野湾市の緑ケ丘保育園には1日、事故から1年3カ月ぶりに防衛省沖縄防衛局の幹部が訪れたが、園が求めてきた原因の究明や上空の飛行禁止に明確な答えはなかった。

 園は普天間飛行場から約300メートル。4歳の長女を通わせる与那城千恵美さん(46)は「『上を飛ばないで』という要求すら政府は米軍に強く言えない。明日にでもできる危険の除去をしないのに、『危険性』を理由に同じ県内に移設するのは許せない」と語った。

賛成派からは「知事も戦略を」

 県民投票で賛成票を投じた県民からは政府と玉城知事双方への注文が付いた。那覇市の会社員、嘉陽宗一郎さん(24)は「なぜ辺野古なのか、政府はもっと県民が納得できる説明をすべきだ。知事もただ政府にボールを投げるだけでなく、具体的な戦略を考える必要がある」と指摘した。【佐野格、遠藤孝康】

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