東日本大震災

ひな写真、妻の面影 震災後に発見「運命だ」 岩手・大槌、家族失った80歳

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
昨年冬に再建したばかりの自宅に七段飾りのひな人形の写真を飾る煙山佳成さん=岩手県大槌町安渡2で
昨年冬に再建したばかりの自宅に七段飾りのひな人形の写真を飾る煙山佳成さん=岩手県大槌町安渡2で

 真っ赤な布が敷かれたひな壇に、五段飾りのひな人形を一体一体写した「写真」が並ぶ。岩手県大槌町の消防団長だった煙山佳成(けむやまかなり)さん(80)は、昨年11月に再建した自宅の和室に特別な思いで飾った。東日本大震災の津波で犠牲になった妻が、大切に持っていたひな人形。「本体は流されたけど、震災直後に写真だけは見つかってね」。ひな祭りの日、写真を眺めながら妻のことを思う。【神内亜実】

 煙山さんは海から数百メートル離れた自宅で、一緒に暮らしていた妻昌子さん(当時73歳)と義母タマさん(同92歳)、息子隆之さん(同40歳)を震災で失った。

この記事は有料記事です。

残り787文字(全文1056文字)

あわせて読みたい

注目の特集