- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
「強打」のイメージがある明豊。しかし、打線はどうしても波がある。確実に勝つには「取れるアウトを取りこぼさないこと」。この当たり前のことを目指し、投手戦になっても「守り負けない」チームに成長してきた。
その筆頭として重責を担うのが、1年生エースの左腕、若杉晟汰投手だ。「自分の持ち味は強気の投球。インコースを攻める」。投球練習ではバッターを立たせて投げ込み、制球力を磨いた。直球は140キロ近く。スライダーやチェンジアップを織り交ぜて打者を翻弄(ほんろう)する投球術を身につけ、昨秋の九州地区大会では、県予選を含めた全9試合に登板して防御率2・28。堂々の成績を残した。「九州地区大会で、ツーストライクから高めの甘い球を打たれて流れを悪くした試合があった。甲子園では丁寧な投球で勝ちきりたい」と闘志を燃やす。
1年に負けじと右腕の大畑蓮投手(2年)も成長株。「ダブルエースも見えて来た」と川崎絢平監督も太鼓判を押す。184センチの長身を生かした投球が武器で、夏から7キロ体重を増やして球威も増した。「どんな場面でも抑える」と2年生の意地を見せるつもりだ。“二枚看板”に刺激を受け、狭間大暉(1年)、岡本欧佑(2年)両投手らも力を付けており、投手層に厚みが増している。
制球力を武器に「打たせて取る」投手陣をもり立てるため、ヒット性の当たりを捕球する練習を繰り返している。内野の要である二塁手の表悠斗主将(同)や遊撃手の宮川雄基選手(1年)を中心に、ノックでギリギリ追いつけるかどうかの難しい打球を受け、「球際の強化」を図ってきた。表主将は「緊迫した試合でもしっかりと守り、リズムを作って攻撃につなげたい」と意気込む。
秋の県大会、九州地区大会では9試合で失策8。守備の特訓の成果は徐々に出てきているが、「強豪ひしめく甲子園では一つのエラーで試合が決まることがある」。春夏8回の出場経験がある明豊だからこそ、甲子園の怖さを知っている。“確実なアウト”を積み上げる挑戦は続いている。(次回から大分高校を取り上げます)
時系列で見る
-
高松商 砂場駆け下半身強化 選手提案、全長30メートル /香川
1481日前 -
東邦 平成最後の春に 部員紹介 仲間裕也選手(2年) 悔しさバネに守り抜く /愛知
1481日前 -
津田学園選手紹介 小林世直選手(1年) センスの良い打撃 /三重
1481日前 -
選手紹介/10 大橋匠吾外野手/百沢里空捕手 /青森
1482日前 -
石岡一センバツ初出場 第2部 選手・スタッフ紹介/6 友部陸内野手(2年)/堀川舜太内野手(2年) /茨城
1482日前 -
第91回選抜高校野球 美爆音で後押し、勝利を 千葉興業銀行調査役・矢作鉄男さん /千葉
1482日前 -
/36 第79回大会(2007年) 犠打1の「超攻撃野球」
1482日前 -
卒業生から思い託され 熊本西で「お別れ試合」 夢舞台へ気持ち新たに /熊本
1482日前 -
’19日章学園 選手紹介/5 金子大輝右翼手/高山祐揮外野手 /宮崎
1482日前 -
7年ぶりの挑戦 第2部 明豊/下 “確実なアウト”に主眼 /大分
1482日前 -
春再び 選手紹介/14 市川尚樹選手(2年)/秀平琉晟選手(2年) /愛媛
1482日前 -
センバツ2019 選手紹介/9止 小林仁志選手(2年)/中村勇斗選手(2年) /福井
1482日前 -
応援はまかせろ!! 啓新が練習開始 /福井
1482日前 -
富岡西・選手紹介/14 父と磨いた打撃術 成松拓海内野手(2年) /徳島
1482日前 -
応援ポスターを県内各所に掲示 /広島
1482日前 -
センバツ広陵・呉 選手紹介/15 広陵・新大吉内野手/呉・真田和弥内野手 /広島
1482日前 -
米子東、力強い線で 岡山・明誠学院高がプラカード揮毫 /鳥取
1482日前 -
開幕へ胸躍る 県内各地で応援ポスター掲示 /奈良
1482日前 -
横顔/10 チームメートが選手紹介 西山竜矢選手/吉岡波輝選手 /京都
1482日前