- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
昨年9月の胆振東部地震で発生した全域停電(ブラックアウト)により乳牛の乳房炎が多発し、生乳を大量廃棄した事態を踏まえ、道は停電と断水に対する「酪農危機管理対策マニュアル」をまとめた。発電機の操作手順や停電時の乳牛への対応などの具体策を示し被害を軽減する狙いがある。道内の全酪農家約5500戸に週内にも配布する。
昨年の地震では停電が長引き、機械による搾乳ができず「乳房炎の乳牛が全道で1万頭前後に倍増した」(関係者)とされる。生乳を冷蔵できずに大量廃棄する酪農家も相次ぎ、道畜産振興課によると地震後の約1週間で出荷できなかった生乳は約2万3000トンに上った。断水で牛が水を飲めず、交通遮断で生乳が出荷できないなどの被害も出た。
この記事は有料記事です。
残り469文字(全文784文字)