- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

倉敷市真備町地区で、西日本豪雨のため自宅を失った高齢者らを支え続ける小規模多機能ホーム「ぶどうの家真備」が、元の場所で活動を再開した。水害で被災した同町箭田の事業所の建て直しが終わり、約8カ月ぶりに戻った。2日、近所の人や利用者の家族を招いた内覧会を開き、ともに再開を祝った。【林田奈々】
ぶどうの家真備は自宅で暮らす高齢者の生活を通所サービスなどで支えていた。昨年7月に被災後、地区内の公民館分館を間借りするなどし、一般の避難所で暮らせない高齢者たちのケアをした。分館を引き払った後も、真備町辻田に仮設の居場所を作り、高齢者と寝泊まりを続けていた。
この日は、集まった約80人を前に職員たちが決意を述べた。自宅も被災した平野貴美子さん(57)は「ボランティアの方々を見て、自分も頑張らなくてはと思った。一からスタートします」と前を向いた。
この記事は有料記事です。
残り382文字(全文753文字)