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ストーリー

風化と闘うラジオアナ(その2止) 福島復興の種まく

取材を終え、酒を酌み交わす約束をしながら絆診療所を後にする大和田さん(右)。中央は遠藤院長、左は同診療所管理栄養士の鶴島綾子さん=福島県南相馬市で、喜屋武真之介撮影

 

 ◆覚悟決め現場通い

マイク通し伝え続けた8年間

 1月17日、元ラジオ福島アナウンサーで現在フリーの大和田新(あらた)さん(63)は、ふくしまFM(福島県郡山市)のスタジオにいた。毎月第4日曜に放送している担当番組「伝えるラジオ~福島リアル~」の収録のためだ。

 この日は阪神大震災から24年。冒頭、インターネットでラジオを聴いているという神戸市のリスナーから2年前に届いたメールを紹介した。阪神大震災当時は中学生だったという送り主は、震災で祖父母を亡くし、息が詰まる仮設住宅での生活を送り、父は耐えきれず自ら命を絶ったとつづり、「震災の経験と教訓をいかに受け継いでいくか、神戸だけの問題ではない。福島県の皆さん、1月17日を忘れないでください」と締めくくった。

 大和田さんは、一緒にパーソナリティーを務める福島大4年、上石(あげいし)美咲さん(22)に「あの震災の時は、まだ生まれていなかったんだね」と語りかけ、「福島県にも、2011年3月11日、私は生まれていなかったから分からない、と話す人が出てくる時代が必ず来る。その時に震災を私たちがどう伝えているか、とても大事だよね」と話した。

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