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「政府が老後みる」消えた約束 一人っ子失った高齢者急増、苦境に

亡くなった一人娘の写真を手にする楊さん=河津啓介撮影

 中国で5日に開会する全国人民代表大会(全人代)を、切実な思いで見守る人たちがいる。国の一人っ子政策に従い、その子に先立たれた「失独者(一人っ子を失った者)」だ。その数は100万世帯以上とも言われ、中でも老いた失独者は物心両面で苦しんでいる。

 中国の高齢化は今後、日本をしのぐ速さで進み、その規模は世界に類を見ない。中国の65歳以上人口は昨年末時点で1億6658万人(総人口の11.9%)。国連推計によると、2025年に高齢社会(同14%超)、36年に超高齢社会(同21%超)を迎える。

 中国では子どもが親の老後を養う価値観が根強く、介護制度などのセーフティーネットが未整備だ。頼る者のない失独者の苦境は、国が豊かになって福祉制度が整備される前に高齢化が進む「未富先老」社会の縮図と言える。

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