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合格したら寄付「暗黙の了解」 東京医大の第三者委が追加報告

 東京医科大(東京都)の不正入試問題で、同大は4日、第三者委員会の追加調査報告書を公表した。昨年末に公表した最終報告書で指摘した不正な得点操作と寄付金の関連性について、2人の受験生関係者と合格発表前に寄付金に関してやり取りしたことが「強く疑われる」と指摘。理事長や受験生関係者との間に、優遇を依頼して合格すれば多額の寄付をするという「暗黙の了解」があったと推認している。

 同大は昨年12月29日に第三者委の最終報告書を公表した。その中で、臼井正彦前理事長(贈賄罪で在宅起訴)が作成した寄付金と合否の関係を疑わせるメモが見つかったこと、自民党元衆院議員の赤枝恒雄氏が卒業生の子供を合格させるよう臼井氏に依頼していたこと、事前に入試問題を漏えいさせた疑いがあることなどを指摘。文部科学省が追加調査を求めていた。

 追加報告書によると、臼井氏のメモには受験生11人の名前が書かれており、いずれも合格していた。1人は正規合格だったが、10人は補欠合格で、うち7人は個別の得点操作が疑われるという。

 さらに、臼井氏のメモに名前がある11人のうち10人は寄付をしていた。うち5人は、メモの金額と実際の寄付金額が一致。このうち1000万円を寄付した2人は、臼井氏のメモに携帯電話の番号や金額を修正した跡があった。報告書は「合格発表前のやり取りだったことが強く疑われる」と指摘。臼井氏と受験生関係者の間に「何らかの配慮を依頼し、合格したら寄付をするという暗黙の了解が存在していた可能性が否定できない」とした。

 赤枝氏の関与については赤枝氏がヒアリングを拒んだ。問題漏えいは認定できないと判断した。【伊澤拓也】

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