- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

お化け屋敷に欠かせないリアルな「生き人形」作りの第一人者で、全国各地でお化け屋敷の企画、設営を手掛ける栃木県佐野市の県伝統工芸士、柳誠さん(73)の工房「丸山工芸社」に先月、近隣であった火災の火が燃え移り、保管していた200体以上の人形などが焼失した。被害は甚大だが、柳さんは「春休みや大型連休に向けてお化け屋敷の依頼が各地から来ており、下を向いていられない」と再起を誓っている。
同社は1922年、柳さんの父梅吉さんが「丸山娯楽園」として創業。昭和初期に始めたお化け屋敷が人気を集め、浅草花やしきなど全国の遊園地で企画や設営に関わるようになった。後を継いだ柳さんは人形作りだけでなく、お化け屋敷の仕掛けや音響効果を駆使するお化け屋敷の専門家として活躍。依頼を受け、全国を飛び回っている。
この記事は有料記事です。
残り550文字(全文895文字)