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顧客の期待、現場に答え
専攻の数学を生かしたくて、保険料率の算定や、会社の収益・健全性の数理的予測を行う「アクチュアリー」として入社しました。複雑な収益構造を分析して助言、提言をする役割なので、会社の良い面も悪い面も見えてきます。入社10年ぐらいがたち、自分の中で経営についての疑問が大きく膨らみました。
最大の問題は、「保険契約が続かない」「営業職員がすぐにやめてしまう」ということでした。僕は生意気な男で、上司を通り越して部長や役員にも意見を言っていました。でも、先輩たちから「営業やっていないやつが何を言うか」と言われたのはつらかった。アクチュアリーとしての限界を感じました。
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