東日本大震災8年

命捨て助けてくれた母思い 「自分で考えて」胸に 宮城・女川の障害男性、正社員の道開く

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宮城県立支援学校「女川高等学園」の卒業式を終え、教室で思い出を振り返る相澤蓮さん(中央)と父一之さん(左)、祖母中鉢しずえさん=宮城県女川町の同学園で2019年3月2日、喜屋武真之介撮影
宮城県立支援学校「女川高等学園」の卒業式を終え、教室で思い出を振り返る相澤蓮さん(中央)と父一之さん(左)、祖母中鉢しずえさん=宮城県女川町の同学園で2019年3月2日、喜屋武真之介撮影

 命にかえて津波から守ってくれた母を忘れない--。宮城県立支援学校「女川高等学園」3年の相澤蓮さん(18)は今春、1期卒業生として社会へ飛び立つ。軽い知的障害があり、コミュニケーションは苦手だが、介護施設で実習を重ね正社員採用の狭き道を切り開いた。蓮さんは「つらい時はお母さんを思い出す。一人でも仕事に取り組める姿をみせたい」と誓う。【百武信幸】

 同県女川町の学園であった2日の卒業式。教室で級友と「さみしくなるな」と語り合う蓮さんの顔には充実感があった。学園は軽度の知的障害者向けに2016年度開校。県内初の全寮制で、職業教育に力を入れる。「3年間で多くの友達ができた」と振り返る。

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