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はやぶさ2着陸の瞬間 撮影に成功 岩石のかけらが紙吹雪のように舞い踊る

2019年2月22日に「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの第1回目タッチダウンの際に、搭載している小型モニタカメラで撮影した映像=JAXA提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小惑星リュウグウへの着陸に成功した探査機「はやぶさ2」が着陸した瞬間に撮影した画像を公開した。着陸成功を祝うかのように、リュウグウ表面の岩石のかけらが紙吹雪のように舞い踊る迫力いっぱいの画像に、津田雄一・プロジェクトマネジャーは「本当に素晴らしい画像。初めて見たときはゾクゾクした」と感想を話した。

はやぶさ2の着陸の瞬間の撮影に成功した小型カメラ=相模原市の宇宙航空研究開発機構で2013年12月26日午前10時26分、武市公孝撮影

 撮影した小型カメラは、一般から集まった寄付金約1200万円を使って製作した。津田さんは「このような撮影を実現できたのは、皆さんからの寄付金があったおかげ。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

ファンからの寄付で作られたはやぶさ2の小型カメラを持つ澤田弘崇・主任研究開発員=相模原市のJAXA相模原キャンパスで2013年12月26日、武市公孝撮影

 カメラは、はやぶさ2の機体の底面に付けられ、筒状の試料採取装置「サンプラーホーン」の先端部分を視野の中心にとらえている。探査機本体の側面も写りこんでおり、はやぶさ2が搭載する他のカメラと違って、臨場感のある写真が撮影できる。

 公開された画像は、リュウグウへ着陸するはやぶさ2の最終降下の59秒前から5分40秒間連続で撮影した静止画をつないだ動画。着陸の瞬間は1秒間隔で連写した。最初は画像の左下に、着陸の目印となるボール「ターゲットマーカー」が白く写っており、高度を下げるにつれてはやぶさ2の影が大きくなり、着陸の瞬間はリュウグウに接地したサンプラーホーンがわずかに縮んでいる様子が確認できる。その後、はやぶさ2がエンジンを噴いて上昇する際は、リュウグウ表面の岩石の無数のかけらが舞い上がった。

 カメラとサンプラーホーンの開発を担当した澤田弘崇・はやぶさ2プロジェクト主任研究開発員は「両方とも担当していたので、着陸運用では非常にプレッシャーを感じた。カメラは実は画質があまりよくないが、インパクトのある画像がとれて良かった。画像を見たときは、言葉にならないほど感動した。寄付してくださった皆さんに『成功しました』と報告できることが本当にうれしい」と話した。【永山悦子】

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