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習志野市立習志野高校/5 障害ある子と音で共鳴 松本ちはやさん /東京

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 ◆打楽器奏者・松本ちはやさん=2002年度卒

 打楽器奏者の松本ちはやさん=2002年度卒=は即興音楽の普及に取り組んでいます。習志野市立習志野高校の吹奏楽部で障害がある子どもたちのために演奏した経験が原点で、「今の私を作ってくれた」と話します。【小林多美子】

 高校2年生の冬に、千葉県船橋市にある障害がある子の支援施設で演奏しました。施設の中ではあまり大きい音は出せないので、約20人で木管楽器を中心に優しく音を出せるように練習しました。保護者の方も聞いてくれて、後日、耳の聞こえない男の子のお母さんから部にお手紙が届きました。息子さんの目線から「僕は今は聞こえないけど、来年は手術をして聞けるようになりたい」というような内容で、「お母さんも涙を流して感動していた」と書かれていました。

 子どもたちにとって生演奏を聞けるのは数少ない機会で、お手紙にすごく感動しました。吹奏楽部はコンサートやコンクール、運動部の応援などたくさんの場所で演奏する機会がありますが、この施設での演奏が一番印象に残っています。このことをきっかけに音楽療法を学びたいと思い、音楽大学に進学しました。

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