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東日本大震災

死者の霊魂と声なき声表現 震災8年の11日に発刊 相模原の江成さん写真集 /神奈川

 2011年の東日本大震災で多くの犠牲者が出た福島、宮城、岩手3県の被災地を7年間にわたって記録した写真家、江成常夫さんの写真集「After The TSUNAMI」(冬青社)が、震災から8年となる11日に発刊される。

 江成さんは相模原市出身。1974年に毎日新聞社を退社し、フリーランスに。中国東北部(旧満州)の日本人戦争孤児、広島原爆の被爆者など戦争がもたらした日本の「負の遺産」をテーマに取材し、撮影を続けてきた。数多くの作品で「フォト・ドキュメンタリー」の分野を切り開き、土門拳賞、毎日芸術賞などを受賞している。

 「被災地の記録は、弱き人たちの声なき声を聞く(戦災と同じ)文脈に通じる」とし、記憶を風化させないようにと、鎮魂の祈りの旅を続けてきた。大津波による凄惨(せいさん)な爪痕、東京電力福島第1原発事故で人影の消えた避難地域、泥まみれの帽子やランドセルなど、被災現場を点描する写真は、死者の霊魂と声なき声を表現している。

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