特集

第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。阪神甲子園球場での熱戦全31試合をLIVE配信します。

特集一覧

第91回選抜高校野球

監督対談/下 龍谷大平安・原田監督、福知山成美・井本監督 /京都

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
高校野球への思いなどを語り合う龍谷大平安の原田英彦監督(左)と福知山成美の井本自宣監督=京都市上京区の毎日新聞京都支局で、矢倉健次撮影 拡大
高校野球への思いなどを語り合う龍谷大平安の原田英彦監督(左)と福知山成美の井本自宣監督=京都市上京区の毎日新聞京都支局で、矢倉健次撮影

 <センバツ2019>

 23日開幕のセンバツにそろって出場する龍谷大平安の原田英彦監督(58)と福知山成美の井本自宣(さだよし)監督(45)の4日の対談では、高校野球の府内事情やあり方にも話が及んだ。【司会・今西拓人・毎日新聞京都支局長、まとめ・矢倉健次】

市内外の差縮まった 龍谷大平安・原田氏/「京都勢頂上決戦」を 福知山成美・井本氏

 --新潟県高野連で球数制限の改革が実施されるが、練習のあり方や選手の体調管理をどう考えるか。

 原田 子供の気質が変わっているので、指導法も考えて体を動かす力を養うダンスやエアロビを取り入れるなど毎年変えている。就任2年目の秋に「勝負」と思ったチームが、夏のオーバーワークでけが人が続出した苦い経験もあり、週1回の全体練習休みは20年以上前に導入した。だが、野球は突き詰めれば「(投手と打者の)気と気の勝負」で、根性は絶対必要だ。選手に伝え、受け継がれるように努力している。

 井本 「毎日練習しているのは野球部だけ」と周囲から言われて悩んだが、今のチームから週1回の休養日を導入した。今は練習メニューをいかにこなすかより、「これだけは絶対」と決めて、他をいかに削るかに主眼を置いている。

 --京都は長年、京都市内外(南北)の実力、環境の格差が言われてきたが、近年は解消されてきた。

 原田 確実に差は縮まった。(1999年に北部初となった春の峰山に続いて)夏に福知山商(現福知山成美)が甲子園に出て、「北部でもやればできる。頑張ろう」という空気が広がった。平安が97年夏に甲子園決勝に進むと、98年夏に京都成章、05年夏に京都外大西が続いてレベルが上がったのと同様の相乗効果だ。

 井本 以前は京都市内や南部の球場の試合は前日泊を余儀なくされたが、今は交通網の整備で日帰りできる。京都市内の強豪校と対戦する際の気後れもなくなった。最近は春、秋の公式戦で北部なら初戦から野球場で試合できるが、市内は学校のグラウンドも使っており、逆に恵まれているかもしれない。

 --高校野球の魅力はどこにあるか。

 原田 語り尽くせないが、個人的には「丸坊主」に凝縮されていると思う。今時こんなスポーツは他にないが、聖地(甲子園)を目指すが故の象徴だ。それと予測不能なスポーツで、高校生が信じられないようなプレーをする。だからみんなが見るのだと思う。

 井本 歴史、伝統の詰まったブランド力のある甲子園で必ず開催されること。野球を始めたら誰もが目指すのはすごいことだ。だから選手は一生懸命プレーし、いろいろな人が応援して注目される。

 --今大会の目標は。

 井本 「京都勢頂上決戦」の気構えで一つでも二つでも勝ちたい。最近の生徒は校歌を歌うことをいやがる傾向もあるが、甲子園で勝った時はアルプスで(応援の生徒らも)何も言われなくても自主的に歌う。素晴らしいと思う。在校中になかなかできない経験をさせてあげたい。

 原田 日本一を目指す。今大会は選手たちがどれだけ自分(の良い面を)を見せられるかに注目している。勝ち進むには学校を挙げての応援も絶対に必要だ。春休み中なので教員、生徒も負担だと思うが、大会が終わった後に「行って良かった」と思ってもらえるよう頑張りたい。

〔京都版〕

関連記事

あわせて読みたい