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見聞録

春日大社(奈良市) なぜ3000基も灯籠が 幸願い、平安期から奉納 /奈良

ずらりと並ぶ灯籠=奈良市春日町の春日大社で、佐藤英里奈撮影

 奈良市の春日大社の参道から本殿に連なる約3000基の灯籠(とうろう)。なぜ、こんなにもたくさんの灯籠があるのか。奈良市内を中心に活動しているNPO法人「なら・観光ボランティアガイドの会」広報部の黒崎幸子さん(64)と長坂和之さん(78)の2人に案内してもらった。【佐藤英里奈】

 まず、春日大社の玄関口「一の鳥居」をくぐって参道を進んだ。両脇に並ぶたくさんの灯籠をじっくり見てみると、綿問屋や青物問屋など奉納した人の名や刻んだ石工の名、年月などが記されている。また、六角形や丸などデザインや形もさまざま。側面には十二支や鹿などのほか、毘沙門天の使いとして伝わるムカデが描かれているものもあった。

 しばらく進むと、長坂さんが一つの灯籠を指さした。「この『春日大明神』と記された灯籠を三つ見つけると…

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