全人代2019

中国「強軍」路線鮮明 国防費7.5%増 米の台湾介入意識

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全国人民代表大会の開会式を終え、人民大会堂を後にする軍の代表ら=北京で5日、ロイター
全国人民代表大会の開会式を終え、人民大会堂を後にする軍の代表ら=北京で5日、ロイター

 【北京・河津啓介】5日に公表された中国の2019年の国防費の予算(中央政府分)は、経済が減速する中で拡大のペースを維持した形だ。20兆円に迫る規模は米国に次ぐ世界第2位。今世紀半ばまでに「世界一流の軍隊」を目指す習近平指導部の「強軍」路線が改めて鮮明になった。

 予算額は前年実績比7・5%増の1兆1898億元(約19兆8000億円)。4年連続で1桁の伸びとなったが、依然として経済成長率を上回り、予算規模は米国の4分の1、日本の4倍に迫る。00年(約1210億元)から見れば10倍程度の急増となる。

 李克強首相は5日に開会した全国人民代表大会(全人代=国会)の政府活動報告で、軍事面の技術革新や実戦的な訓練の水準向上を打ち出し、安全保障面でも摩擦が強まる米国への対抗意識をにじませた。

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