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経済観測

ユニバーサル農業への期待=農業ジャーナリスト・青山浩子

 今年2月に浜松市で、はままつユニバーサル農業シンポジウムがあった。ユニバーサル農業とは、障害を持つ人を含むあらゆる人が参画する農業を指す。

 この農業を実践する京丸園(浜松市)は、野菜の水耕栽培と稲作を営んでいる。障害を持つ人は、総勢100人を超えるスタッフの4分の1にあたり、いまや欠かせない戦力となっている。同社の売上高は、障害を持つ社員を初めて雇用した1996年(約6500万円)当時の5倍以上に増えた。

 同社はまず、障害の程度にあわせた作業ができるように、作業をこまかく分解した。次に「きれいに」「少し」という抽象的な言い方をせず、「5回洗ってください」「水を3秒かけてください」と指示を具体化した。これらを障害者のみならず会社全体で実践した。すると健常者であってもバラツキがあった作業が均質化され、商品の質も安定し、作業効率も上がったという。シンポジウムで同社の鈴木厚志社長は「ユニバーサルの視点に立…

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