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ブリュッセル支局の八田浩輔特派員が、国際ニュースの速い流れに埋もれてしまいがちな欧州の話題を分野問わず取り上げます。

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暗黒の歴史と向き合う ベルギー王立中央アフリカ博物館が「脱植民地化」するまで 

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5年の改装をへてリニューアルしたベルギー王立中央アフリカ博物館=ブリュッセル近郊テルビュレンで、八田浩輔撮影
5年の改装をへてリニューアルしたベルギー王立中央アフリカ博物館=ブリュッセル近郊テルビュレンで、八田浩輔撮影

 中央アフリカにまつわる世界有数の文化財を所蔵するベルギー王立中央アフリカ博物館が5年に及んだ大改修を経て生まれ変わった。過去の展示がベルギーの旧植民地コンゴ(現在のコンゴ民主共和国)やアフリカに対する自国の優越的な見方を広めたと自省し、植民地統治の歴史に批判的な視点を加えて内容も一新した。博物館は、再開までの道のりを「脱植民地化」と呼んだ。

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