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暗黒の歴史と向き合う ベルギー王立中央アフリカ博物館が「脱植民地化」するまで 

5年の改装をへてリニューアルしたベルギー王立中央アフリカ博物館=ブリュッセル近郊テルビュレンで、八田浩輔撮影

 中央アフリカにまつわる世界有数の文化財を所蔵するベルギー王立中央アフリカ博物館が5年に及んだ大改修を経て生まれ変わった。過去の展示がベルギーの旧植民地コンゴ(現在のコンゴ民主共和国)やアフリカに対する自国の優越的な見方を広めたと自省し、植民地統治の歴史に批判的な視点を加えて内容も一新した。博物館は、再開までの道のりを「脱植民地化」と呼んだ。

 「常設の展示は1950年代から60年以上も変わっていませんでした。私たちは、コンゴが(60年に)ベルギーから独立する前の視点で展示を続けてきたのです。そのことで『世界で最後の植民地時代の博物館』とのレッテルを貼られてきました」。ギド・グリシールス館長(66)が、総事業費7500万ユーロ(94億5000万円)に及んだ大改修の経緯を語る。

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八田浩輔

ブリュッセル支局 2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。Twitter:@kskhatta

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