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平成の事件ジャーナリズム史

(8)松本サリン事件 警察失態チェックできず、メディアに大きな責任

河野義行さん宅の家宅捜索を伝える1面の記事です。事件とは無関係の河野さんに対し、警察は容疑者として捜査を進めました

 東京・竹橋の毎日新聞東京本社4階の仮眠室にいた私が体を激しく揺すられたのは、1994(平成6)年6月28日の午前4時ごろのことでした。その日は月に3回程度ある宿直勤務で、ほんの15分ほど前にベッドに入り、まさに眠りについた直後でした。後輩記者は「長野の松本でガス漏れがあって4人ぐらい亡くなっているようです」と言います。「その規模の事故で東京から行く必要はあるの?」と聞くと「よくわからないのですが、何か変な事件のようなので社会部から応援に来てほしいと要請されています」とのことでした。重い体を起こして着替えをすませ、後輩記者と2人で会社のハイヤーに乗り込み、現地に向かいました。それから1週間近くも現場にいることになるとは、思ってもみませんでした。

 午前6時半すぎに現場に到着し、支局員たちと夕刊の紙面をつくりました。1面トップの見出しは「有毒ガス…

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