
東日本大震災の被災地で取材を続ける中で、被災時の負傷などが原因で障害が残った「震災障害者」とその家族が抱える孤立感や、復興から取り残される葛藤を強く感じてきた。震災から間もなく8年。傷を癒やすはずの時間の経過が、逆に被災者の心の傷を深く刻んでいるように見える。なぜか。震災障害者が震災の犠牲として認められていないことが大きいと考える。
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残り1844文字(全文2012文字)
東日本大震災の被災地で取材を続ける中で、被災時の負傷などが原因で障害が残った「震災障害者」とその家族が抱える孤立感や、復興から取り残される葛藤を強く感じてきた。震災から間もなく8年。傷を癒やすはずの時間の経過が、逆に被災者の心の傷を深く刻んでいるように見える。なぜか。震災障害者が震災の犠牲として認められていないことが大きいと考える。
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