東日本大震災8年
福島第1原発事故 廃炉、続く綱渡り 除染、先見通せず(その1)
毎日新聞
2019/3/7 東京朝刊
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事故から間もなく8年となる東京電力福島第1原発ではこの1年、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の取り出しに向け初の接触調査があり、汚染処理水の処分方法の議論も続いた。だが廃炉までの道のりは長く、作業員の被ばくに細心の注意を払いながらの地道な作業が続く。処理水の分析も日々、欠かせない。放射性物質の除染では、除染土を一時保管する中間貯蔵施設や、帰還困難区域内の復興拠点の整備が本格化。住民らは地域全体の除染を願い、声を上げている。
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