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富士山入山料、登山客以外も対象に 世界遺産協議会で決定へ

昨年の静岡側開山日の7月10日、富士宮口5合目で入山料を支払う登山者=2018年7月10日、高場悠撮影

 山梨、静岡両県と周辺自治体、住民代表らでつくる富士山世界文化遺産協議会作業部会は6日、静岡県富士市内で会合を開き、富士山保全協力金(入山料、1人原則1000円)の受け入れ対象を拡大する案を承認した。従来の「5合目から山頂を目指す登山者」を、今夏から「5合目から先に立ち入る来訪者」とする。登山道に入り「基準点」を通過して散策を楽しむ観光客らが対象になり、協力者の増加を図る。19日に同県沼津市で開く協議会で正式に決める。

 入山料は2014年に開始し、指導員の配置やトイレ改修など5合目以上の事業に充てていた。昨夏は静岡側で約5655万円、山梨側で約8779万円を集めたが、登山者の協力率は5年間で静岡側は50%弱、山梨側は60%前後にとどまる。

 制度見直しは初めてで、専門委員会を設置して検討してきた。山梨側の基準点は吉田口の泉ケ滝、静岡側は▽富士宮口の5合目環境省トイレ▽御殿場口の大石茶屋▽須走口の古御岳神社――を設定した。富士宮口では6合目から宝永山周辺のハイキング客などが対象になる。5合目での観光は従来通り対象外。

 出席者から「協力率を上げるには強制的な方法しかないのではないか」「使い道として5合目以下の事業も加えられないか」などさまざまな意見も出た。

 静岡県富士山世界遺産課の内野昌美課長は「(入山料の)対象が明確になり広がるので多くの協力を得たい」と話した。【高橋秀郎】

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