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社会 親の体罰禁止へ(その1) 政府が法改正進める

虐待を訴えた栗原心愛さんの自筆アンケートの写し。欄外には「なぐられる10回(こぶし)」などの書き込みも。当時の担任が聞き取った際に書き込んだとみられる=野田市役所で
教育評論家の尾木直樹さん=東京都武蔵野市で2018年11月、長谷川直亮撮影

 おやなどから暴力ぼうりょくけてどもがいのちをうばわれる事件じけんあとちません。政府せいふは、両親りょうしんなどによるどもへの体罰たいばつ禁止きんしするための法律ほうりつ改正かいせいしています。家庭かていでの体罰たいばつ禁止きんしし、被害ひがいもとつのがねらいです。

    どもの意見表明権いけんひょうめいけん

     「おとうさんにぼうりょくけています。夜中よなかこされたり、きているときにけられたりたたかれたりされています。先生せんせい、どうにかできませんか」。千葉県野田市ちばけんのだしとしがつ小学しょうがくねん栗原くりはら心愛みあさん(当時とうじ10さい)がくなる事件じけんがありました。心愛みあさんのくびをわしづかみにしてけがをさせるなどしたとして両親りょうしん逮捕たいほされました。心愛みあさんは学校がっこうのアンケートに、父親ちちおやからの暴力ぼうりょくうったえていました。

     東京都目黒区とうきょうとめぐろくでもさくねんがつ船戸ふなと結愛ゆあちゃん(当時とうじさい)がくなり、どもをまも責任せきにんたさなかったとして両親りょうしん逮捕たいほされました。これらの事件じけんでは、「しつけ」を表向おもてむきの理由りゆうにしてどもが暴力ぼうりょくけていました。

     どもがおやなどから暴力ぼうりょくけたり、乱暴らんぼう言葉ことばこころきずつけられたりすることを「児童虐待じどうぎゃくたい」とびます。民法みんぽうという法律ほうりつは、おやどもをいましめる「懲戒ちょうかいけん」をみとめています。家庭かていでの体罰たいばつ禁止きんしはこれまでも議論ぎろんされてきましたが、「『しつけ』もできなくなると誤解ごかいされるおそれがある」などの反対はんたい意見いけんがあり、見送みおくられてきました。政府せいふは、児童福祉法じどうふくしほう児童虐待防止法じどうぎゃくたいぼうしほうという民法みんぽうとはべつ法律ほうりつ体罰たいばつをはっきりと禁止きんしするかんがえで、いまひらかれている国会こっかい法律ほうりつ改正案かいせいあん予定よていです。

     また、どもにかんする相談そうだんおうじる児童相談所じどうそうだんしょなどが問題もんだいときは、虐待ぎゃくたいけたどものかんがえを反映はんえいさせる「どもの意見表明権いけんひょうめいけん」を保障ほしょうする仕組しくみをもうけることもかんがえられています。どもの意見表明権いけんひょうめいけんは、どもが自分じぶんかかわることについて自由じゆう意見いけんえる権利けんりで、どもの権利条約けんりじょうやくみとめられています。これまではおや意見いけん対応たいおうめられるケースもおおかったため、どものかんがえを丁寧ていねいくようにします。=2めんにつづく

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