東日本大震災8年

方言、若い世代に伝承 豊かな表現、喪失に危機感

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
民話「猿の花嫁」の一場面を映したプロジェクターを背に語る漁火の会の北村弘子さん=岩手県釜石市の中妻公民館で2月13日
民話「猿の花嫁」の一場面を映したプロジェクターを背に語る漁火の会の北村弘子さん=岩手県釜石市の中妻公民館で2月13日

 東日本大震災の被災地で、方言を見直す動きが広がっている。震災による人口減が進む市町村が多い中、地元住民が「方言を若い世代に伝えたい」と活動し、現代風にアレンジするミュージシャンも出てきた。識者は「『自分は何者か』と考える時に方言は大切」と話している。【藤井朋子】

 「おら嫁っこほしい。じさまの娘っこ、おれさ、けろ」

 1000人以上が犠牲になった岩手県釜石市の公民館。女性有志9人でつくる「漁火(いさりび)の会」事務局長、北村弘子さん(66)が2月中旬、被災者を前に地元の方言で民話を読み聞かせた。

この記事は有料記事です。

残り577文字(全文826文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集