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【北京・河津啓介】昨年9月のキリスト教カトリック総本山のバチカン(ローマ法王庁)と中国の和解について、中国政府公認の司教組織「中国天主教司教団」の方建平副主席が、毎日新聞に対し「教会の分裂状態が融和に向かっている」と認識を述べた。バチカンに忠誠を誓う非公認の地下教会への抑圧を否定し、習近平指導部が掲げる「宗教の中国化」を地下教会も受け入れるべきだとの考えを示した。
北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)に、河北省選出の代表(議員)として出席している方氏が7日、毎日新聞の取材に応じた。方氏は「バチカンも教会の統合を呼びかけている。多くの地下教会が考えを変え、協力を始めている」と主張。当局が地下教会に政府系教会組織の傘下に入るよう迫っているとの指摘には、「すべての聖職者に加入を求めてはいない」と反論。十字架の撤去や教会の閉鎖を念頭に「行政法規に違反した…
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