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平成の記憶・岡山

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行政 豪雨対応で問われる合併 倉敷・真備、本庁との距離ネックに /岡山

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完全復旧に向けて工事が進む岡山県倉敷市真備支所の1階=同市真備町箭田で、林田奈々撮影
完全復旧に向けて工事が進む岡山県倉敷市真備支所の1階=同市真備町箭田で、林田奈々撮影

 「どこの川がどうなるか分からない状況だった」。昨年7月の西日本豪雨で災害対応に当たった倉敷市防災危機管理室の職員は振り返る。

 現在の倉敷市は2005年8月、旧倉敷市に船穂、真備両町が編入合併して誕生した。全国で進められた「平成の大合併」の一環だ。合併に伴い、真備町役場は市真備支所に変わった。合併前は町役場に約180人いた職員は徐々に減り、支所の職員は昨年4月時点で47人に。そんな時、真備町地区に大きな被害をもたらした豪雨が起きた。

 合併前、町役場が独自にしていた避難情報の発令や防災無線の発信は、市役所本庁舎に一本化された。一方、市域が広がった結果、市はさまざまな災害リスクを同時に抱える状況にもなっていた。豪雨が襲った昨年7月6日、本庁舎に置かれた市災害対策本部が最も神経をとがらせていたのは同市酒津にある高梁川の堤防だった。その箇所は周囲よりも堤防が低く、歴史的にみても決壊の恐れがあった。約4キロ南東には本庁舎があり、決壊す…

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