東日本大震災

「復興進むも現状は…」 岩手・大槌町の消防団員・鈴木亨さん、北九州市民に現地の情報発信 /福岡

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 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の消防団員、鈴木亨さん(49)は震災後、北九州の市民に現地の状況を伝えてきた。津波などで死者・行方不明者1286人が出た町は、震災から8年近くが経過し、落ち着きを取り戻しつつあるが、長く地域防災に携わってきた鈴木さんは「復興は進んでいるが、震災の教訓を生かせず、妥協を余儀なくされている面もある」と口惜しげに語る。【奥田伸一】

 震災が発生した2011年3月11日、漁協職員だった鈴木さんは海沿いの漁協の冷蔵庫にいた。すぐ消防団仲間とポンプ車に乗り、海に面した水門を閉めて回った後、道路沿いに止めたポンプ車を拠点に負傷者の搬送などに従事した。その後、北九州市から送られた支援物資が届いた縁で若松区のコミュニティーFM局の番組に出演。山口県下関市でも講演するなど、北九州・関門の住民に震災体験を発信してきた。

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