全人代2019

中国外相記者会見 「米の政治圧力」批判 ファーウェイ巡り反転攻勢

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記者会見する中国の王毅国務委員兼外相=北京で8日、AP
記者会見する中国の王毅国務委員兼外相=北京で8日、AP

 【北京・浦松丈二】中国の王毅国務委員兼外相は8日、全国人民代表大会(全人代=国会)に合わせて北京で記者会見した。中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)製品への米国の制裁などを批判し、米国に対抗する姿勢を鮮明にした。

 王氏は「中国の特定の企業・個人を狙った最近の行為は政治的圧力であることは明らかだ」と指摘。さらに「関連企業・個人が法律という武器を手に取り、『沈黙する子羊』にならないことを支持する」と述べ、米政府を提訴した同社を政府として全面支援する立場を明らかにした。ファーウェイが会見前日の7日、米政府機関で同社製品の調達が禁じられているのは米憲法違反だとして、米裁判所に米国政府を提訴したと発表したことを念頭に置いたもので、内外から注目される全人代・外相会見で政府としての支持を強く打ち出した形だ。

 同社を巡っては、昨年12月にカナダ当局が米国の依頼でファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕した。当初、中国は貿易戦争回避に向けた米国との通商協議を優先し、米国の依頼に応じたカナダ側にだけ強い圧力をかけてきた。

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