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2011年3月11日に発生した東日本大震災からまもなく8年を迎える7日、宮城海上保安部(宮城県塩釜市)が、震災による津波で行方不明になった人たちを同県女川町の桐ケ崎漁港周辺海域で捜索した。一人でも多くの不明者を家族の元に帰したい――。潜水捜索に当たった巡視船「くりこま」の潜水班長、大戸賢司主任通信士(31)は、震災時の混乱した現場を知らぬ若い潜水士たちとともに懸命で捜索に当たった。
大戸さんは、震災時の救援・捜索活動をきっかけに潜水士となることを決意した。海上保安学校を卒業し、10年3月に新潟海上保安部の巡視船「やひこ」の通信士補となってまもなく起きた大災害だった。発生当日に緊急出港し、翌日未明に青森県の尻屋崎を越えて太平洋側に出た。航行する巡視船の横には津波で流された家が浮かんでいた。陸上では、石油タンクが燃えていた。当時の光景は今も目に焼き付いているという。潜水士たちに…
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