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グローブ職人・細川夫妻のこだわりと東京五輪への特別な思い

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フェンシング用のグローブ作りに情熱を注ぎ続ける細川勝弘さん(左)と妻かずゑさん=香川県東かがわ市で2019年2月28日午後2時47分、倉沢仁志撮影
フェンシング用のグローブ作りに情熱を注ぎ続ける細川勝弘さん(左)と妻かずゑさん=香川県東かがわ市で2019年2月28日午後2時47分、倉沢仁志撮影

 手袋生産のシェア日本一を誇る香川県東かがわ市の細川勝弘さん(72)とかずゑさん(70)夫妻が作るのは、国内では珍しいフェンシング用のグローブだ。イタリア語でフェンシングを意味する「スケルマ」のブランド名で、五輪選手から子どもまで愛用者を広げる。今や「フェンシング界で知らない人はいない」とさえ言われる。【倉沢仁志】

 瀬戸内海に浮かぶ小豆島を一望する沿岸の小さな工場から、小気味良いミシンの音が聞こえてくる。室内の一角には、日本フェンシング協会会長の太田雄貴氏(33)ら国内外の五輪メダリストが愛用したグローブの実物や写真が飾られている。「こんなことになるなんてね」。細川さんは懐かしそうに目をやった。

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