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歴史体感して 市学芸員・佐々木さん、遺跡を学ぶ「小田原の石切」本 /神奈川

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 小田原の戦国時代から江戸時代にかけての変遷を「石工」という職人の視点で捉えた「戦国・江戸時代を支えた石 小田原の石切と生産遺跡」(新泉社刊)が出版された。「遺跡を学ぶ」シリーズの一つで、著者は、戦国時代の庭状遺構が出土した小田原城跡「御用米曲輪(くるわ)」の発掘調査を担当した小田原市学芸員、佐々木健策さん(45)。「ガイドブックとして現地を訪れてもらい、歴史を体感してくれれば」と話している。

 小田原では戦国時代、箱根火山が生み出した安山岩を用いて石製品が造られた。中央火口丘の安山岩は粘性で、石塔や石臼などの細かい加工用として使われた。外輪山由来の安山岩は城の石垣や建築部材などに向いており、江戸時代になると、江戸城の石垣に使用する石材が小田原から伊豆半島にかけて切り出され、真鶴港などから石積み船で江戸に運ばれたという。

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