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京都・読書之森

「熱帯」 /京都

 <活字を楽しむ>

 (森見登美彦著 文芸春秋、1836円)

 中学1年だった17年前の1992年2月から、私は読み終えた本の書名と著者、日付をノートに記している。読書履歴をつけると良い、と先生に勧められ、真面目な13歳は素直に従った。

 ところが今読み返してみると内容はおろか、手にしたことすら思い出せない書名が並んでいる。宗田理(そうだおさむ)の「ぼくらの七日間戦争」など、ティーンエージャーに不動の人気シリーズも読んでいたらしい。時には本の世界に浸り、夢中になっていたはずなのに、私の中を通過した物語たちはどこに消えてしまったのだろう?

 そんな私が、森見登美彦の最新作「熱帯」で、久しぶりに物語にのみ込まれる感覚を味わった。「熱帯」とい…

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