東日本大震災8年

原発誘致、夢の末に 「大熊や双葉、うらやましかった」 福島・浪江の男性、避難先から古里思う

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東北電力浪江・小高原発の建設が計画されていた土地へと続く道路を歩く安部一さん=福島県浪江町で2019年2月5日、高橋隆輔撮影
東北電力浪江・小高原発の建設が計画されていた土地へと続く道路を歩く安部一さん=福島県浪江町で2019年2月5日、高橋隆輔撮影

 東京電力福島第1原発事故で一時全域避難を強いられた福島県浪江町と南相馬市小高区の海岸沿いで、東北電力が1960年代から原発建設を計画していた。近くに住んでいた安部(あんべ)一さん(83)は、町の発展を願って誘致に協力した。原発が建つはずだった土地は今、復興の目玉として産業団地が整備されつつある。避難先と浪江を行き来しながら、古里の再生に期待を寄せる。【高橋隆輔】

 「ユズが熟していたのに落ちてしまった。もったいないなあ」。栃木県下野市の新居から久しぶりに戻った浪江町東部の自宅で、安部さんは庭を見つめた。庭も、コメや大根を作っていた田畑も手入れされている。

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