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風知草

忘却と楽観=山田孝男

 経済産業省がつくった最新の原発政策の解説図を眺め、対米開戦直前、天皇の質問に答えた参謀総長の説明を思い出した。

 目標達成の難しさが軽視され、希望的観測、根拠のない楽観論に基づいて短期必勝を妄想する。

 大局より目先を優先した結果の無責任--という点で、太平洋戦争と原発政策はよく似ている。

     ◇

 1941(昭和16)年9月5日、天皇から「絶対に勝てるか?」と聞かれた杉山元(はじめ)・陸軍参謀総長がこう答えた。「絶対とは申しかねます。しかし、勝てる算のあることだけは申し上げられます。必ず勝つとは申し上げかねます」

 参謀総長の奉答は日本軍の短期必勝の妄信と不安の表明であり「近視眼的な考え方」(「失敗の本質」中公文…

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