団塊の世代その後/下 経験と知恵、社会づくりに NPO法人ふるさと回帰支援センター・高橋公理事長に聞く
毎日新聞
2019/3/11 東京朝刊
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<くらしナビ・ライフスタイル>
1947~49年に生まれた団塊の世代。彼ら、彼女らは2025年に全員が75歳以上になる。今後の社会にどういう影響を与えうるのか。自身も団塊の世代である認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区)の高橋公理事長(71)に聞いた。
戦後の日本映す鏡
--団塊の世代が送ってきた人生について、どう見ているか。
団塊の世代は、戦後の日本をそのまま生きてきた。高度経済成長期の分け前にあずかったと、ひとくくりにはできない多様な人がいたのではないか。いろいろな価値観やせめぎ合い、競争があり、ある種のカオスの中に身をさらして生きていた感じがある。それぞれがどういう人生を送ったのか検証すると、団塊の世代の一面的ではない部分が見えてくるだろう。
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