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詩歌の森へ

『釜石の風』を読む=酒井佐忠

 <喪へばうしなふほどに降る雪よ><春の星こんなに人が死んだのか>。かけがえのないものを「喪ふ」ということは、どれほどの痛みを伴うことか。だが、むしろ「得る」ことからよりも「喪ふ」ことによって「降る雪」は白さを増すと思いたい。また春の夜空に輝く星は、亡くなった未曽有の幼子たちの命の輝きのしるしだろう。<三・一一神はゐないかとても小さい>。俳句は照井翠(みどり)の第5句集『龍宮』から引いた。海底に「龍宮」はあるか?

 俳人の照井は岩手県釜石市の高校教師として在任中、東日本大震災に遭遇した。それ以後8年間、高野ムツオ…

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