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不思議なストップウオッチ/10

不思議なストップウオッチ 10

 <広げよう おはなしの輪>

文(ぶん) 西田俊也(にしだ・としや) 絵(え) やまだないと

 洋太(ようた)は動(うご)かない猫(ねこ)を、胸(むね)にだき、目(め)を見(み)た。はく製(せい)の目(め)はビー玉(だま)のようなガラスだった。でも猫(ねこ)の目(め)は、マスカットのつぶのようだ。

 猫(ねこ)を地面(じめん)に下(お)ろし、ストップウオッチを押(お)すと、猫(ねこ)は洋太(ようた)が真横(まよこ)にいることにびっくりして、毛(け)を逆立(さかだ)て、背中(せなか)を大(おお)きく丸(まる)めた。

 そして、体(からだ)を低(ひく)くして、いきおいをつけて飛(と)びあがり、住宅(じゅうたく)の塀(…

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