チベット亡命政府60年 ダライ・ラマ高齢化で岐路に

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欧米で活躍する亡命チベット人のポップ歌手の動画を見るテンジン・シェラプさん=インド北部ダラムサラで2019年3月9日、松井聡撮影
欧米で活躍する亡命チベット人のポップ歌手の動画を見るテンジン・シェラプさん=インド北部ダラムサラで2019年3月9日、松井聡撮影

 【ダラムサラ(インド北部)松井聡】チベット住民が中国の弾圧に抗議して武力衝突した「チベット動乱」を受け、インドに脱出したチベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)の発足から今年で60年。亡命チベット人はインドを中心に約15万人いるとされ、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が亡命社会の求心力となってきた。だが83歳と高齢で、後継者が同様の求心力を保てるかは見通せない。また経済的な豊かさを求めてインドから欧米を目指す若者も増えており、亡命社会は岐路に立たされている。

 斜面を覆う街並み。背後には雪山がそびえる。インド北部ダラムサラ。世界中の信徒がダライ・ラマに謁見するためこの地を目指す。だが今、14世の後継者が亡命社会を統合できるか不安視する声が出ている。

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