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はやぶさ2 リュウグウ衝突実験を応援しよう 惑星協会がメッセージ募集

小惑星へ衝突装置を投下する探査機「はやぶさ2」の想像図=池下章裕さん提供

 「探査機『はやぶさ2』が小惑星に人工クレーターを作る実験を応援しよう」と、日本惑星協会は11日、応援のメッセージやイラストなどを募集するキャンペーンを始めた。はやぶさ2は4月初めに衝突装置を小惑星リュウグウへ投下し、クレーターを人工的に作る実験に挑む。同協会は全国から集まったこの挑戦の成功を祈るメッセージを、プロジェクトチームのほか、8年前の東日本大震災で被災する中、福島県内で衝突装置開発に取り組んだ企業にも送るという。

 はやぶさ2は2月22日、リュウグウへの最初の着陸に成功した。衝突装置の実験は、リュウグウ表面に銅の球を秒速2キロでぶつけて、リュウグウの地中の物質をあらわにする。可能であれば、5月以降にクレーター内部か周辺に着陸し、宇宙線などの影響を受けていない地中の物質を採取する計画だ。

 衝突装置は約5キロの火薬を爆発させるため、探査機は小惑星の陰に隠れるが、タイミングによっては探査機に破片がぶつかり壊れる恐れもある。プロジェクトも「着陸以上に非常に難しい運用。今回の探査では最大の山場」と気を引き締めている。

 衝突装置の本格的な開発は、2010年に始まった。開発には、日本工機の福島県西郷村にある事業所が「爆薬」など、同県鏡石町にあるタマテックが「ケース」、同県郡山市の東成イービー東北が「密封キャップの溶接」――と福島県内に拠点を持つ3社が参加した。

 14年の打ち上げに間に合わせるため、11年夏に野外での装置の発射実験が計画されていた。ところが、同年3月に東日本大震災が発生。3社とも開発現場は内陸部だったものの、電気や水道が止まるなどの影響が及んだ。その中でも、懸命に準備を続け、同年10月の実験にこぎつけたという。今回集まったメッセージやイラストは、この3社にも贈呈される。

 応募の詳細は、同協会のホームページ(http://planetary.jp/hayabusa2/hotline/message_sci/index.html)で。募集の締め切りは3月20日。【永山悦子】

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