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震災を卒論にした女性 14歳で亡くなった親友の父から「当たり前の日常を大切に」 

夕日に向かってジャンプする阿部未果さん(左)と佐々木和海さん。阿部さんがスマートフォンの待ち受け画面にしている=阿部さん提供

 東日本大震災から8年。東北福祉大4年の阿部未果さん(22)は11日、宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区で、津波の語り部、佐々木清和さん(52)とともに、震災で亡くなった佐々木さんの長女で親友の和海(かずみ)さん(当時14歳)の冥福を祈った。震災後、喪失感を抱えながら閖上から移住。卒業論文を書くために古里を訪れて佐々木さんに偶然出会った。「当たり前の日常を大切に」。佐々木さんの言葉を胸に刻み、この春、社会へ旅立つ。【早川夏穂】

 オレンジ色の夕日に向かって阿部さんと和海さんが楽しそうにジャンプする姿が写っている。11日、阿部さんはかつて和海さん宅があった場所を訪れ、佐々木さんにスマートフォンの画面を見せた。「震災の少し前の写真で、ずっと待ち受け画面にしているんです」。佐々木さんは「こんな写真知らなかったよ」と笑った。

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