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全国高校eスポーツ選手権

「俺に任せろ」でeスポーツチーム結成、仲良し電気科4人組で初代王者目指す 大分・鶴崎工業

チーム名「RAIKIRI(雷切)」の入ったおそろいのTシャツで、ポーズを取る鶴崎工業高の生徒たち=大分市の同高で2019年2月23日午後2時38分、松本晃撮影

 高校生が同じ学校でチームを組み、対戦型コンピューターゲームの腕前を競う「第1回全国高校eスポーツ選手権」(毎日新聞社主催、サードウェーブ共催)決勝大会が23、24日に千葉市の幕張メッセで行われ、ロケットリーグとリーグ・オブ・レジェンドの2部門に4校ずつ計8校が出場する。3人対3人で対戦するサッカーゲームの「ロケットリーグ」に出場する4校のチーム紹介の初回は大分県立鶴崎工高(大分市)。チームワークが抜群の仲良し4人組だ。

 50メートル走は10秒2。運動は苦手だという。「帰宅部」の眼鏡の少年がゲーム用のコントローラーを手にすると、輝きを放つ。キャプテンの矢野龍成(りゅうき)さん(17)は漫画「ドラえもん」の主人公、のび太のイメージと重なる。「俺に任せろ」を仲間への誘い文句にチームを結成して、中学2年から2000時間をかけて培った技術でチームを決勝大会に導いた。

 チーム名「雷切(らいきり)」は矢野さんが名付けた。メンバー全員が電気科専攻であることに着想を得て、好きな人気漫画「NARUTO―ナルト―」の必殺技から選んだ。地元・大分の名将、立花道雪(どうせつ)が鋭い太刀筋で雷を切ったとされる名刀の名前と同じなのは偶然だ。

 メンバーは全員同じ中学出身の仲良し4人組。うち3人は卓球部でも一緒だった。矢野さんは「雰囲気がいい。チームワークには自信があります」と胸を張る。インタビュー中も一人が「モットーはゲームと勉強の両立」と答えれば、「できてないやん」と絶妙な間合いで突っ込みが入る。普段はほんわかした4人だが、eスポーツの魅力について尋ねると、「普通のゲームと違って、ガチになる」。眼光鋭く、勝負師そのものに変わる。

 決勝大会出場が決まり、原勇人校長に呼び出された。「勝手に高校の名前を使うな」と怒られるかと思ったが、部屋に入ると満面の笑みで迎えられた。「おめでとう」。祝福され、決勝大会出場に向け、前日に移動で学校を休むことも「公欠」扱いと認められた。学校の後押しも受け、自然と気も引き締まる。

 ともに電気部で、製作したロボットの性能を競う「全国高校ロボット競技大会」の出場経験もある神田大輝さん(16)、磯崎亮一さん(17)は大会出場が決まってからゲームを始めたが、目下、急成長中だ。決勝大会には「隠し玉」として、矢野さんと同じ時期から「ロケットリーグ」をプレーしてきた仲元廉人さん(17)も加わる。「雷切」の文字をあしらったおそろいのTシャツも作製し、気分は上々。「楽しみたい」と、自然体で頂点を狙う。【松本晃】

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