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第94回センバツ高校野球

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福知山成美・野球に恋して

支える人たち/上 選手に自ら工夫させる /京都

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ノックバットを片手に、選手たちの練習を見守る福知山成美の(左から)島本省二コーチ、有田龍大部長、広田雄介コーチ=京都府福知山市の同校で、佐藤孝治撮影 拡大
ノックバットを片手に、選手たちの練習を見守る福知山成美の(左から)島本省二コーチ、有田龍大部長、広田雄介コーチ=京都府福知山市の同校で、佐藤孝治撮影

 <第91回選抜高校野球 センバツ高校野球>

 目前に迫ったセンバツへの出場に向け、胸を膨らます選手たち。夢舞台への切符をつかむまでには、彼らを支える人たちの力が欠かせなかった。

    ◇  ◇

 福知山成美野球部は、3年生が抜けた後も63人の部員を抱える大所帯。その部員たちを、井本自宣監督(45)をサポートして技術指導から健康管理、生活面まで目を配るのが部長と4人のコーチだ。

 監督を含め全員が同校の教職員。有田龍大部長(31)は平安高(龍谷大平安)野球部出身で、責任教師の役割を担う一方、自らもノックバットを持ってボールを誰よりも高く放ち捕手を鍛え上げる。

選手の走力を細かくチェックする福知山成美の藤原孝仁コーチ(右)=京都府福知山市の同校で、佐藤孝治撮影 拡大
選手の走力を細かくチェックする福知山成美の藤原孝仁コーチ(右)=京都府福知山市の同校で、佐藤孝治撮影

 元佛教大野球部監督で8年前に福知山成美の教諭となった藤原孝仁コーチ(51)は投手陣の心の支え。「考える力も野球に必要」と勉強面でも尻をたたく島本省二コーチ(52)と共に、選手たちの重し役にもなる。

 事務職員の藤原健太コーチ(37)は福知山成美の前身、福知山商業が1999年に初めて甲子園に出場したときのエース。4年前に新任教諭として着任した広田雄介コーチ(26)は年齢が一番若く、選手たちにとって兄貴分的存在だ。

 多彩な陣容だが、共通認識は「選手を型にはめない」。5年前まで福知山成美を率いて春夏6回甲子園に導いた前任の田所孝二監督(59)時代から受け継ぐ指導方針。見守られながら、選手たちは自ら工夫して激しい競争からはい上がり、精神力も強くする。そのことを、前監督をコーチ、部長として支えた井本監督が誰よりも知っているからだ。【佐藤孝治】

〔丹波・丹後版〕

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