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伊丹市中野北2の知的障害者就労支援施設「協同の苑(その)くすのき」で製造する干し芋「たみまるほしいも」が、県主催の「第2回グルメ甲子園」でグランプリを受賞した。サツマイモの生産から加工・流通までを多角経営し「6次産業化」を目指す地元農家と連携し、商品化に取り組んだ成果が実った。
材料のサツマイモ「紅はるか」は、伊丹市北部の東野地区などの農家でつくる「伊丹サツマイモ研究会」(阪上芳孝会長)が生産する品種。東野地区は、モモやウメの苗木栽培で知られていたが、2012年に伝染病の「ウメ輪紋病」が確認され、約30万本の苗木を焼却処分した。その後は裏作で生産していたサツマイモに力を入れ、15年ごろからくすのきと連携して干し芋づくりを行っている。
くすのきでは、研究会から送られてきたイモを洗って皮をむき、水に1晩漬けてあくを抜く。それを蒸してスライスし、乾燥後に袋に詰める。砂糖は使わず、イモの持つ自然な甘みを生かした。
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