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織田作之助賞 文化の厚みを感じた20年 選考委を勇退、辻原登さん

織田作之助賞について語る作家の辻原登さん=大阪市中央区で、大西達也撮影

 第16回(1999年度)から20年にわたり選考委員を務めた辻原さんは今回を機に勇退する。長らく賞に関わってきた思いを聞いた。

 委員を請われたのは、受賞作を当時掲載するようになった文芸誌『文学界』(文芸春秋)の編集部からだった。作家として新しい文学の息吹に触れる喜びと、和歌山県出身で高校時代まで大阪で過ごしたこともあり、大阪や関西にはひときわ思い入れがあった。

 当初はいわゆるローカルな賞だったが今やいくつもの変遷を経て全国に誇る文学賞に成長した。その功績は何より、創設以来、賞の事務局(2017年度から毎日新聞大阪本社に移行)を担っていた「大阪文学振興会」の横井三保事務局長の尽力のおかげだ。

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